こんにちは。
理学療法学科昼間コース2年生担任のMです。
理学療法学科昼間コースでは、1年生・2年生の『合同学習』という時間があります。この時間では1・2年生混合の班(1班7~8名)を作り、班でのグループワークを行います。グループワークは2年生が中心となり、1年生が授業で分からないことなどを2年生が教えていきます。その目的は、
1年生に対しては・・・
①勉強の方法や工夫を学ぶ。
②グループ学習の経験と問題解決能力の育成、および自主性を身に付ける。
③コミュニケーションの促進と能力の育成を図る。
2年生に対しては・・・
①教えることを通して1年次の知識・技術の整理と復習をする。
②国家試験を見据えたグループ学習の実践を行う機会とする。
③相手に意図が伝わるコミュニケーション能力を身に付ける。
といった目的が各学年にあります。そして合同学習を行うことで交流を持ち、先輩・後輩の繋がりを深めていくことが全体の目的となります。
合同学習を行う中で、2年生は「ここは私はこんな風に覚えたよ」、「ここはテストにも出たし、とても重要だよ」などのアドバイスもくれます。ただ、教える側にも準備が必要ですね。そのため、合同学習は隔週で行っています。合同学習の残り10~20分の時間で、次回どの科目のどの部分をやりたいかを1年生から意見を出してもらい、計画書を作成します。翌週の同じ時間は合同学習はお休みです。この時間に2年生は各班でどのように教えるかを話し合いながら復習していきます。
こんな感じです。教科書を示しながら説明するか、配付プリントで説明するか、図に書いて説明するか、方法についても再検討していきます。
そして翌週が合同学習!2年生は1年生に一生懸命説明していきます。
ホワイトボードに書いて説明したり・・・
教科書・配付プリントに沿って説明したり・・・
「〇〇はな~んだ? はい!」とクイズ形式にしたり・・・
各班工夫して説明していきます。
人に教える・説明するって案外難しいです。2年生にはこの合同学習を通してその難しさを感じ取り、説明の仕方や工夫の仕方を学んでほしいと思います。そして、この先にある臨床実習や国家試験対策にしっかり活かしてほしいと思います。