八千代リハビリテーション学院

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教科書を書くこと(執筆)を経験して

教科書を書くこと(執筆)を経験して

 皆さんこんにちは。理学療法学科の専任教員Kです。この度は教科書執筆を経験させて頂いたので、ご報告をさせて頂きます。今回執筆した教科書は、「理学療法アクティブ・ラーニング・テキスト 骨関節障害理学療法学」というテキストです。文光堂という出版社から刊行されたものです。「教科書を書いて欲しい」と依頼されたのは、昨年の6月頃であったと思います。数年前の全国理学療法学術大会で発表をした際に、意見交換をさせて頂いた他校の先生から直接依頼を頂きました。何年も経過しているのに、教員Kの事を覚えていてくれて有難いなと感じました。教科書を書くには、自分の考えや意見のみで書くことは許されません。医学的に、理学療法学的に一般的であることをまとめていかなくてはなりません。多くの教科書を参考にして、時にはそれを引用します。また、既に発表されている論文にも目を通します。時には英語の論文を四苦八苦しながら読むこともします。そんな作業を夏から秋にかけて行っていました。もちろん、八千代リハビリテーション学院の仕事に支障をきたすわけにはいきませんから、普段の業務が終わってから夜にこの作業を進めていきました。しかも、期限は1か月しかなく、睡眠時間や仕事の休憩時間を削りながら取り組みました。そして、期限ぎりぎりでしたが、何とか出版社に原稿を送付することができました。心の中で「やったー!」とガッツポーズをしておりました。しかし、この後に待っているのは原稿の修正です。表現の修正・構成であればまだ良いのですが、「もう少し詳しく書いてください」という依頼があります。言い換えると、「もっと詳しく、色々な教科書や論文を見て頂いて詳しく書いてください」という意味となります。これは、勉強やり直しという意味になります。この作業が本当に辛いのです。気合を入れて取り組み、また出版社に原稿を送ります。この流れを経て、出版を待ちます。この作業は年始に行われました。そして教科書の発刊が行われ、手元に1冊届きます。教科書を執筆した人には出版社から1冊戴けるそうです。自分の書いたものが教科書に掲載されるというのは、感慨深いものでした。そして、1つの事を達成できたという達成感を得ることができました。

    専門学校の教員は、学生との関わりや授業以外にも、学会で発表したり、論文を書いたり、教科書を書いたりといった多くの活動にも取り組むことで、自身の力を磨き上げる努力をしています。学生一人ひとりも努力をして国家試験合格に向けて努力しています。私も学生に負けないようにと頑張りたいと考えています。ということで、この辺で終わりにしたいと思います。ブログを読んでくれた皆さんに感謝申し上げます。有難うございました。

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