【コラム】理学療法士は国家資格?試験の合格率や難易度、過去問について解説

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今求められている仕事として、注目を集めている「理学療法士」。

将来なりたい仕事として、検討している方も多いのではないでしょうか。

一方で、理学療法士になることは難しいのでは?といった不安を抱えている方も少なくないでしょう。

とくに、「国家資格」の取得の難易度や合格率などは気になるところであると思います。

そこで、今回は理学療法士になりたい方へ向けて、国家資格の必要性や試験の合格率、難易度などについて幅広くご紹介していきます。

理学療法士になるには国家資格が必要?

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理学療法士になるにあたって、国家資格は必要です。国家試験を受け、合格することで理学療法士の国家資格を取得できます。

しかし、国家試験の受験資格として、「国の基準を満たした養成校に通い、卒業しているもしくは卒業見込みであること」と定められているので誰でも国家試験にチャレンジできるわけではありません。

理学療法士として必要な教養科目を学び、専門的な知識や技術を習得したうえでやっと国家試験の受験資格を得られます。

理学療法士国家試験の合格率は?

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ここからは、理学療法士国家試験の合格率及び難易度について解説します。

「自分でも理学療法士になれるのか」「難易度が高すぎると合格できるかわからない」と不安を感じている方は、参考にしてみてください。

合格率は70~90%

理学療法士国家試験の合格率は、例年70~90%です。

近年に実施された理学療法士の国家試験合格率を見ると、新卒者のみに限定すると94.9%、全体では87.4%と国家試験の中では比較的高い数値となっています。

合格率だけで判断するのであれば、10人中8~9人は合格しているといった計算になるので、チャレンジしやすいかもしれません。

難易度が極端に低いわけではない

理学療法士の国家試験の合格率は高めですが、とはいえ、単純に理学療法士国家試験の難易度が極端に低いわけではありません。

国家試験では、理学療法士として活躍するにあたって、身につけておかなければならない専門知識について問われます。

きちんと必要な学習・実習を行い、専門的な知識を深めないと国家試験の合格は難しくなるので注意が必要です。

もちろん、養成校で学ぶだけではなく、自習をするなど自分で学びを深めるための自主的な学習をすることも必要になってきます。

合格を左右するのは養成校選び

国家試験の合格を左右する部分として、「どのような養成校に通うか」が挙げられるのではないでしょうか。

養成校によって、どれくらい試験対策に力を入れているか、学習内容が生徒に定着するようどれだけ工夫して授業を行っているかなど、傾向に違いが見られます。

ですから、国家試験対策に力を注いでいる実績のある養成校を選ぶことが必須と言えます。

合格者数、合格率などをホームページで公開している学校もあるので、ぜひチェックしてみてください。

理学療法士国家試験の過去問をチェック!

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実際に国家試験ではどのような問題が出題されるのか気になるところであると思います。

ここからは、理学療法士国家試験の過去問の一部をご紹介します。

【過去問題(1)】第55回理学療法士国家試験より一部抜粋

60歳の女性。脊髄小脳変性症。四肢体幹の運動失調で座位保持が困難であったが、2週間の座位保持練習を行い、端座位は上肢で支持しなくても保持できるようになった。

今後行うバランス能力改善の運動療法として最も適切なのはどれか。

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<解答>

3

【過去問題(2)】第54回理学療法士国家試験より一部抜粋

次の文により、問いに答えよ。

検査方法を図に示す。

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この検査方法はどれか。

1. Oberテスト

2. Patrickテスト

3. SLRテスト

4. Thomasテスト

5. Thompsonテスト

<解答>

3

理学療法士の資格取得は難しい?

研修を受ける介護士

理学療法士の資格取得は、決して簡単なことではありません。

しかし、養成校できちんと学んだり、適切に試験対策をすることで合格するチャンスは掴めます。

八千代リハビリテーション学院では、理学療法士として活躍したい方に国家試験に合格してほしいとの願いから、徹底した学習サポートを行っています。

実際、八千代リハビリテーション学院では2023年の理学療法士国家試験で100%の合格率を記録し、全国でも合格者数NO.1を誇っています。

まとめ

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理学療法士として活躍するには、国家試験に合格し「国家資格」を取得しなければなりません。

合格率は70%以上と比較的高い水準ではあるものの、合格率の高い養成校を選んだり、試験対策を積極的に行ったりすることが重要です。

現在、理学療法士の養成校選びで迷っている方は、ぜひ八千代リハビリテーション学院も視野に入れてみてください。