作業療法学科授業紹介「運動学演習」

皆さん、初めまして!

八千代リハビリテーション学院、作業療法学科教員のあばれる君1号です。

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作業療法学科の授業「運動学演習」の紹介をします。

この授業では、基本動作(寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行)について、実技を交えながら学習をします。

授業風景

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今回のテーマは、「寝返り」です。

皆さんも毎日、寝返りを行っているはずです。しかし、無意識に行っていて、その必要性や重要性について考えたこともないでしょう。

しかし、寝返り動作は人間に必要不可欠な動作の1つです。

寝ている時、適度に姿勢を変えることで血液や体液の循環を促してくれたり、快適な温度や湿度の調節を行ってくれています。

また、起き上がり動作と共通する運動要素を含んでおり、寝返りから起き上がりへと動作を繋げていくためにも重要な動作です。

寝返り動作のパターンは、人によって様々であるため、定義することは難しいのですが、ある普遍的特性が存在しています。それは、「身体をひねること」それを専門用語で「体軸内回旋(たいじくないかいせん)」と表現します。

1つの例として、まず肩甲帯(けんこうたい)の回旋運動が起こり、

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その後、骨盤帯(こつばんたい)の回旋運動が起こり、寝返りが完成します。

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皆さんも、寝返るときにきっと体軸内回旋を行っていると思います。

1度確認して下さい!

寝返り動作について、大切なポイントは、今回紹介した体軸内回旋以外にもいくつかありますが、機会があれば紹介させていただきます。