作業療法学科 教員紹介

こんにちは。

作業療法学科1年生副担任の教員です。

この春から教員として働き始めました。

初々しい1年生と共に学びに励む生活をしています。

作業療法を学ぶ上での大切な心得について書いてみたいと思います。

作業療法に関連する学問は多岐にわたります。

医学だけでなく日常生活に関連することを学問として扱います。

特に、作業療法は『日常生活関連動作』が重要なキーワードです。

『更衣』『整容(洗顔や歯磨き)』『排泄』など身の回りに関する基本的な動作から

『家事』『趣味活動』『復職』などの幅広い活動、社会参加についても扱います。

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そのため、高校までの勉強とは異なる要素が求められます。

病気や障害に直面する患者様の日常生活を想像するのが作業療法では大切となります。

例えば、手首の骨折の授業を受けた後、家に帰って茶碗洗いをするとしましょう。

自分が右手首を骨折して動きにくくなったと想像して、茶碗洗いをしてみると

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どれだけ洗いにくいか

手首がどう動いたら洗いやすいのか

痛くなるかもしれないという気持ち

いつになったら洗いやすくなるのかという不安…

に気付くことができるかと思います。

学んだことを日常生活で想像することが、主体的に学ぶことにつながります。

単に記憶するだけでなく『知る→想像して理解する』ことが作業療法を学ぶ上で大切な心得だと考えています。

当学院は学生が主体的に学べる環境になっています。

定期的に行う振り返りテストは、学生自身が作るなどの工夫をしています。

私も新入職ではありますが、学生皆さんの学びの手助けをしていきたいと思っています。