八千代リハビリテーション学院

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【コラム】作業療法士と理学療法士の違いって?

asian old woman walking with a walker in rehab center
 
医療業界や福祉業界など、さまざまな現場で活躍することができる作業療法士や理学療法士といった仕事をご存じでしょうか。
いずれも、患者さんが通常通りの日常生活に戻れるようにサポートしたり、現状からの回復をお手伝いしたりする仕事であり、とても大切な存在です。
また、近年はAIやITの技術発展に伴い、機械に置き換わる仕事が多い中、作業療法士や理学療法士はヒューマンスキルが重要なため、今後も残り続ける仕事として注目されています。
今回はそんな、作業療法士と理学療法士について、詳しくご紹介します。
 
 

作業療法士・理学療法士とは?

 
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まずは、作業療法士・理学療法士のそれぞれについて解説します。
求められる役割や仕事内容などについて触れていくのでぜひ参考にしてみてください。
 

作業療法士は生活の支援が主な役割

 
作業療法士は、身体的・精神的に障害を抱えている患者さんに対して支援を行います。
食事、入浴、着替え、余暇を楽しむなど暮らしの中でさまざまな動作や作業が求められるものです。
しかし、何らかの事情によっては、1人では上記の作業が難しい患者さんもいます。
作業療法士は、そういった患者さんに対して、自分らしい生活を送れるように訓練していくことが大切です。
いずれは、社会復帰ができるようになることが目標であり、精神面のケアも同時に行いながらサポートしていきます。
 

理学療法士は基本的な動作のサポート

 
理学療法士は、基本的な動作ができるようになるよう、サポートすることが仕事です。
日常生活の中には、「立つ」「歩く」「座る」「寝返りをうつ」など、さまざまな場面で必要となる動作がたくさん存在します。
しかし、私たちには一見簡単そうに見える動きですが、怪我や病気などでこれらの動作が難しいケースは非常に多いです。
理学療法士は、そういった基本的な動作ができるようにリハビリをしたり、能力の維持を目的としてサポートしたりします。
 
 

作業療法士・理学療法士はどんな職場で働ける?

 
two colleagues of nursing home walking in hallway
 
作業療法士や理学療法士はどのような職場が活躍のフィールドとなるのでしょうか。
ここからは、それぞれに共通する「働ける場所」について触れていきます。
 

医療機関

 
作業療法士や理学療法士が働ける場所として、まず挙げられるのが「医療機関」です。
病院やリハビリテーション施設などの医療機関には、身体の障がいを抱えながら、日常生活や社会に復帰することを目指す患者さんが少なくありません。
作業療法士・理学療法士は、そういった患者さんの機能向上・維持を実現できるように支援を行います。
また、働く場所が医療機関となると、医師や看護師などと連携する場面も多々あります。
専門的な知見を活かし、チームで1人の患者さんをフォローしていくこともあります。
 

スポーツチーム

 
作業療法士や理学療法士は、スポーツチームで働くケースも少なくありません。
人体の構造や、身体の動作・機能などについて専門家としての知見があるため「スポーツトレーナー」のような立ち位置で選手をサポートできるのです。
作業療法士や理学療法士がスポーツトレーナーのようなスタイルで働く場合は、独立してトレーナーとして活動したり、特定のスポーツチームの専属作業療法士・理学療法士として在籍するケースが多い傾向にあります。
 

福祉施設

 
老人ホームやデイサービスなど、身体の動作に問題を抱えている高齢者のために働けるのも、作業療法士・理学療法士の特徴です。
高齢になるにつれて、身体の動きに制限が生じてきてしまった利用者に対し、現時点の動作や機能を維持できるようにサポートするのが主な役割です。
 
 

作業療法士・理学療法士の求人は多い?

 
RECRUIT
 
作業療法士・理学療法士は、社会に求められている仕事であり、求人が多い傾向にあります。
実際、超高齢社会に伴い作業療法士・理学療法士の需要は高い状況です。
しかし、一方で作業療法士・理学療法士が少ないことから、慢性的な人手不足が生じている現場も存在します。
「八千代リハビリテーション学院」には、作業療法士・理学療法士それぞれに900以上の施設から4,000名以上の求人情報が寄せられ、就職先の選択肢は大変豊富です。
自分の理想の働き方と照らし合わせながら就職先を選べるのは、作業療法士・理学療法士の大きな魅力と言えるでしょう。
 
 

まとめ

 
研修を受ける介護士
 
作業療法士・理学療法士は、今後も長く活躍し続けられる職業として注目を集めています。
そのうえ、需要に対して、人手が足りていないこともあり、就職先の選択肢も多く、理想とするワークスタイルを実現しやすいでしょう。
これからの進路について考えている方や、医療業界に興味のある方は、ぜひ作業療法士・理学療法士の道を検討してみてはいかがでしょうか。


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