八千代リハビリテーション学院

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ヤチリハのブログ

奥田裕先生の活動報告vol.4

チリでの生活について

 

こんにちは。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。休職中の理学療法学科教員の奥田です。現在、青年海外協力隊で理学療法士としてチリで活動しています。

 

今回はチリでの生活について、中でも食生活についてお伝えしたいと思います。

 

基本的に青年海外協力隊員はホームステイであり、私もホームステイをしています。ホームステイということで、チリの文化に触れる機会が多くあります。食事もチリの家族と一緒にしているため、チリの食文化も体験することができています。

 

食事に関して、チリの主食はパンになります。チリの生活を紹介する本などでは一日に5食くらい食べるというものもありますが、基本的には日本と同じ3食です。朝食のデサジューノ、昼のアルムエルソ、夜のオンセです。デサジューノとオンセはパンとコーヒーか紅茶で、チリは昼食がメインになっています。パンは非常に安く、よく食べられているマラケタという柔らかいフランスパンは一つ100ペソ(20)です。そのため、多くの人が袋いっぱいに毎日マラケタを買っている姿を見かけます。このマラケタやアジュージャと呼ばれるパンにバターを塗ってハムやチーズやアボガドなどと一緒に食べるというのが一般的な朝食やオンセです。私は個人的に朝と夜がほとんどパンだけの生活に耐えられないので、朝はヨーグルトと果物を出してもらって食べるようにしています。

 

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↑↑↑ある日の朝食です。マラケタと呼ばれるパンとアボカド、洋梨です。

 

朝食に関して日本と異なる点で驚いたのは、チリの小学生は朝食も学校で食べます。また、大人も職場に着いた後にパンやコーヒーを買いに行って職場で朝食を食べてから仕事を開始するという人が多いようです。チリはコーヒーの産地のブラジルやコロンビアなどの国に近いのでコーヒーは美味しいのかと期待していたのですが、コーヒーは殆どインスタントで、ちょっとがっかりです。私が紅茶やコーヒーを飲む時に砂糖なしで飲むと、いちいちびっくりされるくらい当たり前のようにみんなたっぷり砂糖を入れて飲みます。南米でよく飲まれる「マテ茶」に関してもチリの女性は砂糖をたっぷり入れて飲んでいます。

スペイン語の授業で夜ご飯は「セナール」と習いましたが、チリでは夜ご飯に特別にしっかりとご飯やスープなどを食べるときに「セナール」と言い、日常のパンとコーヒーの時は「オンセ」と言います。また、パンに塗るジャムの種類の一つで「マンハール」があります。中南米ではよく食べられているみたいですが、名前は国によって様々らしいです。総称すると「ドゥルセデレチェ」で、訳すと「牛乳の甘いやつ」です。牛乳に砂糖を入れて煮込んだジャムですね。見た目はピーナッツバターですが、味はキャラメルに近いです。チリの多くのお菓子に使用されています。最初は甘すぎて苦手だったのですが、最近はないと物足りないような存在になりつつあります。日本人が海外に行くときに梅干しやみそ汁を持っていくような感覚で、チリの人は海外に行くときにマンハールを買っていくそうです。チリの人たちにとってマンハールは美味しいものの代名詞のようなもののため、美味しいものを食べた時に「ウーン、マンハール」と言うことがあります。これは、インターネットで「マンハール」と日本語で検索してもその動画を見ることができると思います。

 

昼食は多様です。その中でも私が好きなのは、「カスエラ」という名前の肉とジャガイモを煮込んだスープや、鶏肉や豚肉ご飯がセットになったプレート、肉が入った雑炊のような「カルボナーラ」などです。豆を煮込んだスープもよく出てきます。日本のようにおかずがたくさんあるような食卓ではなく、だいたい一人一皿で食事が出てくる感じです。サラダなどはその皿に各自盛り付ける感じです。サラダで最初慣れなかったのが「ベテラガ」と呼ばれる紫色の野菜です。日本では「ビーツ」と呼ばれるみたいです。カブのような感じでこのベテラガには鉄分が多く含まれているようで、出てきた時にはなるべく積極的に食べるようにしています。

 

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↑↑↑「カスエラ」

 

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↑↑↑「プレートのランチ」

 

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↑↑↑「カルボナーラ」

 

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↑↑↑「豆のスープ」

 

また、お祭りの時などによく食べられるのがエンパナーダです。少し固いパン生地の中に炒めた肉と玉ねぎとゆで卵、オリーブが入っています。場所によって味は結構違いますが、田舎のエンパナーダは美味しいです。中にたっぷりのチーズを入れて揚げたエンパナーダフリータは子供たちに人気です。また、チリの人たちは「アサド」と」呼ばれるバーベキューが大好きで、家族の誕生日、お祭り、何もなくても週末に・・・など、年中アサドをします。日本の焼き肉やバーベキューとは違い、大きな肉を豪快に焼きます。肉は豚肉や鶏肉が多いですが、「ディエシオーチョ」と呼ばれる918日のチリの独立記念日のお祭りには羊肉をたくさん食べます。チリはワインの国でもあるので、アサドとチリワインの組み合わせは最高ですね。

 

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↑↑↑「エンパナーダ」

 

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↑↑↑「エンパナーダフリータ」

 

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↑↑↑豪快なバーベキュー!

 

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↑↑↑「ディエシオーチョ」

 

チリの人たちと食事をして感じることは、チリの人たちは肉は肉、サラダはサラダ、パンはパン、として楽しんでいることが多いと感じます。スープのカスエラも、先にスープを飲み干してから肉や野菜を食べる人がほとんどです。逆に考えると、日本人は、ご飯と魚、ご飯と肉、甘いケーキと苦いお茶やコーヒー、餃子とビール、など、何かと何かを組み合わせて食を楽しんでいることが多いなと、改めて思うことがあります。今回は食に関してでしたが、このような多文化を経験することによって、改めて日本人について、日本の文化についての発見があることは、海外生活の賜物の一つですね。

新入生歓迎会(BBQ)の準備の様子!

4月14日(晴れ)

 

7名の教員に手を空けていただき

22日の交流会(BBQ)で使う焼き台の配置を確認中。

 

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15人で焼き台を使えるスペースはあるかな?

焼き台を20台も置けるかな?

晴れて欲しい!!

 

ただただ桜を楽しんでいるわけではありません。

 

満開の学院の桜、綺麗だったなぁ…。

今井学院長の熱血指導!

八千代リハビリテーション学院、学院長の今井基次先生が、今年卒業した卒業生に対して実技を直接指導されていました。

 

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今井学院長はPNF(Proprioceptive Neuro−muscular Facilitation)という神経筋促通手技についての論文や書籍を数多く手がけられています。

しかし、現在学院長は実技の授業を持っていらっしゃらないので、直接実技を教わる機会はなかなかありません!

卒業生の質問に対して、一つひとつ熱心に指導されていました。

 

学院長自身が患者役になって、卒業生が行う操作に対して指導する場面もありました。

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この卒業生はとても緊張したでしょうね~。

しかし、得たものはとても大きかったと思います。

 

また、いつでも勉強しに来てくださいね。

平成29年度 入学式

29年入学式学院長

平成29年4月1日(土)八千代リハビリテーション学院の入学式が執り行われました。

理学療法学科、作業療法学科、合計154名の新入生が入学しました。

29年入学式UP用講堂

入学式には98家族、124名の保護者の皆さま、大勢の方にご参列いただきました。

29年入学式新入生宣誓

理学療法学科の須田晃平さんが新入生代表で宣誓をしました。

とてもすがすがしく、希望に胸膨らむ宣誓でした。

 

29年入学式UP用

初めてのホームルームはドキドキです……

 

29年入学式お茶席 29年入学式お茶席2

保護者の皆様には、ささやかですがお茶席を設け、お祝いさせていただきました。

新たな気持ちで未来への一歩を踏み出します。

新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます!!

 

 

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