実習前セミナー
理学療法学科昼間コース1年および夜間コース1年を対象に2月6日(月)から2月20日(月)まで実施される臨地での実習の前にセミナーを行いました。
さあ、頑張ろう!
今回の臨床実習は、入学後初めて学院の外に出てグループ病院で理学療法士の活躍の場を見学することが大きな目的となっています。この実習に臨むにあたり、以下の内容をグループワークで調査し、冊子にまとめました。
調査内容
1.急性期病院の役割
2.回復期病院の役割
3.実習地で使われている言葉
4.病院入院患者に多い疾患(病態や症状)
なかなか難しいな~!
でも、楽しく取り組もう!
ここに大切な内容が書いてあるよ!
勉強、楽しい!
さあ、ラストスパートだ!!
みんな一生懸命に取り組んでいました。
皆さん!来週からの臨床実習を頑張ってきてください!!
作業療法学科、国家試験対策部屋をのぞいてみよう
国家試験って難しいの?
どんな勉強をしてるの?
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか
作業療法学科の国家試験対策部屋を紹介し
合格率100%の秘訣をお伝えします
「 解剖学 、 生理学 」
解剖学は身体の臓器が
『どんな形になっていて、なんという名前がついているか』
『それぞれの臓器の位置関係はどうなっているか』
が問われる科目です
そこで下のようなイラストを描いて、臓器の位置関係を意識しながら壁に貼っていきます
肝臓が右、胃は左に
肝臓と胃は両方とも横隔膜の下に
肝臓のすぐ下に胆嚢がくっついていて
胃の後方に膵臓が隠れています
↑
これ、文字だけ読んでもイメージ湧きにくいですよね
なので、イラストを作って位置関係を意識して、壁に貼ってみようというアイデアです
教科書にも同様の図はあります
しかし、教科書は開かない限り目に入ることはありません
【確実に覚えたいことを壁に貼る作戦】
は、その情報を見る頻度と時間を増やし、記憶の定着につながります
次は 「 人間発達学 」 です。
赤ちゃんがどれくらいの月齢で
どんなことができるようになるか
という遠城寺式発達検査についての工夫です
3ヶ月でおもちゃを持つ
6ヶ月でブロックを左右の手で持ち変える
10ヶ月で人見知り
12ヶ月でパパ、ママなどの単語を2語言える
13ヶ月でお菓子などの包みを開けて食べる
14ヶ月で簡単なお手伝いをする
16-17ヶ月で積み木を二つ積む
18ヶ月で走る…
これらを全て文字で覚えるのは至難の業です
こうすると
言葉だけでなく視覚的なイメージで思い出せる可能性も出てきます
【文字→イラストで視覚的イメージ強化作戦】
は、動きに関する図やイラストが多数出題される国家試験では有効な作戦といえます
決して簡単とは言えない国家試験ですが
みんなで工夫して学習しています
学生みんなががんばっていたからか…
クリスマスプレゼントが届きました
工夫して楽しみながら国家試験に臨む
作業療法学科の紹介でした
作業療法学科の実技試験の様子を紹介したいと思います。
今回は関節可動域測定の実技試験を行いました。
関節可動域測定とは身体の各関節がどのくらい動くかをゴニオメーターという専門の器具
で測定します。
こちらがゴニオメーターです。
測定する関節の大きさに合わせて器具の大きさも変更します。
一番下のカタツムリのような器具は指専用のゴニオメーターです。
試験は3人一組で行い、作業療法士役・患者役・撮影者にわかれ、順番に行います。
実際に患者さんと関わっている場面を想定し試験を実施します。
教員は測定場面を観察し、適切な説明や声掛けができているか、正しい位置に器具を当て
ることができているかなどをチェックします。
基準となる骨にしっかりと合わせることができるか、その位置で目盛りを読むことができ
るのかなど一つ一つ丁寧に行っていきます。
動かせる範囲をしっかり動かしてから器具を当てる。
関節の固定と器具の操作を同時に行うため、繰り返し練習しコツをつかむ必要があります
。
適度な緊張感で、皆真剣に試験を受けていました。
試験終了後は撮影した動画を見返し、振り返りを行います。
試験を行っているときは緊張してしまい、どのような声掛けを行ったのか、どのように関
節を動かしたのかはっきり覚えていないことがあります。撮影した動画を見返すことで、
振り返ることができ、どこがうまく行えていたのか、どこを改善したら良いのかを知るこ
とができます。
このように練習と試験を繰り返し行い、実際に患者さんと関わった際にスムーズに測定が
できるように準備を行っていきます。
作業療法士はこのような検査・測定を行いながら心身の状況を把握し、日常生活が安定し
て行えるように関わっていきます。
生活を送るには、なにか行動を起こそうという気持ちになり、体を動かすために筋肉が働
き、関節が動き、物を操作するためには物との距離がつかめ、触った感覚がわかるなど様
々な能力が必要です。
実は、生活に関わっていくには様々なことを知る必要があるのです。
作業療法士についてもっと知りたいと思ったか方はぜひ、オープンキャンパスへ参加して
ください。
作業療法士の魅力・楽しさをご紹介いたします。
授業紹介
蒸し暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、私が担当する「日常生活活動学」の授業の一場面を紹介します。この授業は、朝起きてから夜寝るまでに行われる様々な日常生活について知ると共に、寝起きから歩くまでの具体的な動きのしくみを体験し考えていく授業です。今回は、歩く際に理学療法の治療で多く用いられる杖の使い方の授業を紹介していきます。杖はケガや骨折、麻痺などで歩きが不安定になった際に安全に歩くために使用する道具です。
上の図の通り、1本の棒を使用するだけですから一見簡単そうに見えますが、意外とそうではありません。高さが合っていないと体を支えることができませんし、低すぎると体が片側に傾き過ぎてバランスを崩して転んでしまうこともあります。杖は便利な反面、使い方を間違えれば危険な道具になります。
杖の高さ合わせには、足の付け根の骨や手首の骨の出っ張りなど、1年生で習った体の構造に関する知識の応用が必要になります。学生も最初は、高さ合わせに苦戦していましたが、確認をしながら無事に高さを合わせることができました。
↑足の付け根の骨の出っ張りに合わせて、高さ合わせをしています。
立つと骨の出っ張りを探すことは結構難しいため、学生も試行錯誤しています。
↑試行錯誤の結果、高さがぴったり合わせることができました。やったね!
授業の最後には、上の写真の通り、正しい杖の使い方で上手に歩くことができるようになりました。ちなみに歩き方は6通りあり、バランス感覚や筋力などの有無によって歩き方も異なります。杖で歩くことは、意外と奥が深いです。
この授業が終わる頃には、学生は様々な日常生活の動作指導や介助方法を実践することができるようになります。理学療法士になるという目標に向け、また一歩大きな経験となる出来事だったと思います。がんばれ!みんな!
事務目線からの実習頑張れ!
こんにちは。
事務員のKです。
事務では学校での様々な活動がスムーズに行われるよういろいろ手配したりしていますが、その中の一つに実習の準備があります。
1年生から見学実習などがありますが、中でも最終学年での長期実習は、心身ともに大きなエネルギーを費やし、また卒業後に実際に現場で働いていくために大きな意味を持つ重要なものです。
その大事な長期実習で遠方の施設に配置された人のために、事務では賃貸の住宅を手配したり、そこまでの交通費を支給したり、実習地に通うための定期券の手配をしたりしています。
この賃貸住宅は家具家電付きなので、鍵を受け取ったらすぐに生活を始められます。
学生の皆さんには、住まいの心配をすることなく、実習に専念していただけるようにしっかりサポートいたします。
今年度の長期実習もあと1週間余りで終わります。
最終学年の学生の皆さん、無事に実習を終えてまたにこやかに賑やかに学校に通い始めるのを心待ちにしていますよ!
最後までがんばれーーー‼
理学療法学科の授業の1コマ
こんにちは。梅雨と共に暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は私が担当する「日常生活活動学」の授業を紹介します。タイトルの通り、日常生活と言う普段の生活に必要な活動(動作)を学ぶもので、朝起きてから夜寝るまでの様々な活動を考え、動作のしくみも学ぶ授業です。今回は、足のケガや骨折などで歩けなくなった場合に使用する松葉杖の授業場面を紹介します。松葉杖は、ケガや骨折で片足を着くことができなくなった際に安全に歩くために使用する道具です。
2本の長い杖を使用するだけで一見簡単そうに見えますが、意外とそうではありません。両手で体重を支えて歩くことは、逆立ちして歩くことに似ていますので、筋力やバランス感覚、そもそも松葉杖を器用に使いこなす工夫が必要です。学生も授業の最初は、使い慣れない松葉杖に四苦八苦していました。
松葉杖の高さ合わせや突き方をグループで確認しています。
授業の後半には上手に歩くことができるようになりました。ちなみに歩き方は7通りあり、病気によって使い分けます。難しい~。
この授業が終わる頃には、学生は様々な日常生活の動作指導や介助方法を実践することができるようになります。理学療法士になるという目標に向け、また一歩大きな経験となる出来事だったと思います。がんばれ!みんな!
運動器系障害の理学療法学Ⅰ
こんにちは。
理学療法学科教員のMです。
今日は、理学療法学科 夜間コース3年生の運動器系障害の理学療法学Ⅰの授業風景)を紹介したいと思います。
運動器系の“理学療法”といっても、ただ運動をするのではなく、患者様の状態を把握して、的確な治療を行う必要があります。
そのためには、1年生で学んだ、解剖学、運動学、評価学、2年生で学んだ整形外科学等の知識が必要になります。
つまり、1年生からの知識・技術の積み重ねが大切なんですね。
そして、理学療法士になるためには、まず国家試験を突破しないといけません!
そのために、授業では国家試験の過去問を解きながら、知識を深めています。
来年は、最終学年です。長期の臨床実習と国家試験対策が待っています!
しっかり知識と技術を身に着けて、一人前の理学療法士になれるよう皆さん頑張っています!
知識と技術を身に着け、患者様のことを第一に考え、寄り添い、求められる素敵な理学療法士を目指して頑張るぞ!!
嬉しいことがありました!
最近の遠隔授業なども勧められるこのご時世において、授業を行う中で悩まされることがあります。
それは授業資料へのイラスト使用についてです。イラストが載った資料の配布は問題ないですが、配信では問題になる場合があります。
私は精神面の作業療法を担当しており、説明する上でどうしてもイメージ化が難しく、イラストや動画に頼る部分が大きくなりますが、イラストに制限がかかるので結構困っていました。そんな中、中村ユキ先生の作品で「我が家の母はビョーキです」(サンマーク出版)は病気の特徴を分かりやすく漫画で描かれており、とてもイメージしやすく、イラストを使用したいと思いました。そこでダメ元で中村先生のHPからメールで相談してみたところ、すぐにご返事をいただき、授業資料への引用や授業配信にて使用許可が得られました。単純にとても嬉しい気持ちになり、中村ユキ先生のご厚意にとても感謝いたします。
そしてこのイラストを通して少しでも病気を持つ人やご家族の気持ちを授業へ反映できればと思います。
八千代リハ 国家試験対策 作業療法学科名物
季節の変わり目
肌寒くなってきましたが
いかがお過ごしでしょうか。
作業療法学科教員の勝木です。
さて、10月から2月21日の国家試験に向けて
国家試験対策がスタートしました。
今回は作業療法学科の国家試験対策の一部を
紹介します。
国家試験は「個人戦」ではなく「団体戦」です。
ひとりひとりが「必ず合格」することを目指し、
クラス全体が「必ず合格」することを実現します。
その方法の一つが「グループ学習」です。
国家試験対策の「王道」のひとつです。
グループでは過去の国家試験問題を解いて
問題を解くために必要な知識を整理して
一枚のポスターにわかりやすくまとて
「覚えるもの」をしっかりと覚えていきます。
ポスターは
ただ教科書を写すだけでなく、
わかりやすく、つたわりやすく、まとめていきます。
そして、まとめたものは壁に貼っていきます。
なので、個性がでて斬新なものやカラフルでわかりやすいものなど
思わず笑顔になるようなものもたくさんあります。
一週間ごとに張り替えるのですが
1日目
2日目
3日目
たくさん!!
調べる・まとめる・ポスターにするっていう「作業」
と
グループメンバーにポスターの内容を説明するっていう「表出(アウトプット)」
と
グループ内で「記憶」できているか確認し合い
時間と作業の共有を繰り返しながら
知識を蓄積させていきます。
まずは年内で基礎固めです。
合格への道に近道はないですが、
日々の取り組みで確実に前進できています。
きついこと苦しいこともあるかもしれませんが、
教員も一緒に100%合格を目指します。
私は100%合格を疑いません。
いまから合格発表が楽しみです。
作業療法学科 合格率100%です。
ご期待ください。
最後まで
読んでくださり
ありがとうございました。
作業療法学科、授業紹介
はじめまして、作業療法学科教員の山下です。
私は昨年9月から八千代リハビリテーション学院で勤務しており、あっという間に1年が経ったように感じます。
今年は新型コロナウイルスの影響もあり、学生の皆さんも大変な思いをしながら学習していますね。
慣れないオンラインでの授業など、想像していた専門学校生活ではなかったかとも思いますが、そんな中でOT、PTになることを目指して頑張っている姿に私自身も刺激を受けます。
私事ではありますが、昨年9月、教員として初めて担当した授業において、当時1年生だったOT学科の学生が終了後拍手をしてくれたことは、おそらく今後も忘れられない思い出ですね。教育に携わる人間として、学生と直接的に関わる時間はやはり特別な時間だなーと改めて実感しました。それ以降、休み時間や放課後など、用もないのに皆さんの顔を見に教室に行く事が多くあります。
学生からは「先生、暇なの?」と言われますが・・・笑
そんな心優しい学生達も今は2年生となり、より専門的な内容の学習を頑張っています。
こちらは私が担当する授業の風景です。
末梢神経の神経誘発テストという検査を行なっている様子です。
病気のことを知ることも重要ですが、実際に対象となる方へ実施する検査などは、自分自身で体験をすることも大切です。
学院での授業では、実際に体験をしながら学習する内容も多くありますよ。
学生達がコロナウイルスに怯えず、学校でもプライベートでも伸び伸び生活できる日常がなるべく早く戻ってくることを願います。
我々教員一同、皆さんの学院生活が有意義な時間となるようにサポートさせて頂きたいと思っております。