八千代リハビリテーション学院

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ヤチリハのブログ

トレーニングの効果

皆さんこんにちは。
八千代リハビリテーション学院、理学療法学科教員です。運動学演習を担当しています。
突然ですが、皆さん日頃、定期的に運動をしていらっしゃいますか。

私は自信を持って言える程ではないですが、ウエイト・トレーニングと水泳を週1回ずつ行っています。(以前はウェイトトレーニングを週2回でしたが、半年位前から家族の勧めもあり、今の組み合わせに変えました)。水泳を組み込んだ事で、以前は痛かった肘や膝といった関節に負担をかけずに全身を動かせるので、周囲の筋肉の刺激、強化にもつながり、現在は痛みなく運動が出来ています。この事は体調を維持する上で大きいのではと思われます。
このように、運動の効果は至る所で現れています。少々の運動では筋肉痛を起こす事が少なくなりました。気分転換がしっかり図れ、ストレスを減少する事につながっています。
但し、運動実施の際は、負荷は適量である事が大事になります。現在の自分の筋量から見て、きつい負荷では(年齢にもよりますが)、特に年齢が上の世代では、10~20代といった若い世代と比べ、筋力や骨や関節の弱化が見られ、運動の実施は難しいと思われます。長く続けるには怪我をしない事が大事となり、その為には一つの例ですが、運動の順序に気を付ける事、具体的には同じ種類の運動を繰り返さない、引く動作を1セット(※ここでは10回を1セットとする)行ったら、次は押す動作を1セットと、交互に行う、といった様な事は留意する必要があるかと思います。
年齢が上がってくると、筋力の伸び幅が狭くなります。最大筋力の向上は若いとき程は簡単ではないのですが、現在ある筋力の維持はある程度可能です。ジムやプールでも、最近意識して身体を動かす高齢者がよく見かけられるのはそういった理由もあるかもしれません。民間のトレーニングジムでトレーナーの方についてもらって行うのも一つの手ですが、公共の施設でも考えながらやれば自分で取り組む事も可能です。そのためには、むやみやたらにやるよりも、八千代リハビリテーション学院の様な学校で学ぶ、解剖学、運動学、生理学といった基礎医学の知識を役立てることが有効です。また更に、そのようにして、自分の身体でトレーニングの効果を体感できれば、自分の健康に役立つだけではなく、人に指導するといった可能性も広がり、とても有益なものとなるのではないでしょうか。

 

 

 


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