八千代リハビリテーション学院

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ヤチリハのブログ

基礎教養 ~授業風景~

本学院では1年生の前期に「基礎教養」という授業があります。授業名だけでは何を学ぶのかはっきりしませんが、この授業は文章を理解できること、そして文章が書けることを目標としています。そのような素養は小学校から高校まで「国語」という授業の中で培われているはずなのですが、これには3つの理由があります。

 

まず、理学(作業)療法を学ぶためには医学書を教科書として用いて授業を行います。教科書の文章は専門用語が多くかつ長文です。この難解な文章を理解することが授業を理解出来るか否かのカギとなります。専門用語の意味を理解できることも大切ですが、一文の主語・述語の関係、修飾語・被修飾語の関係を理解することも大切です。専門用語の理解は他の専門科目の授業に譲るとして、この授業では文章の構成を理解することで専門科目の授業の理解を促します。また専門書を効率よく読むテクニックも教えます。

二つ目の理由は理学(作業)療法士の仕事として書くことが必要だからです。日々の診療の記録(カルテ)を書くことが必要ですが、これ以外にも、担当患者を他のスタッフにお願いする時に申し送り書、多職種と連携を図るための情報提供書等、文章を書いて相手に伝えたり情報を共有したりする機会がどんどん増えてきております。文章が稚拙だと相手に理解してもらえないばかりか、医療事故に繋がりかねません。

三つ目の理由は自らの人生の良きチャンスを得るためです。授業では履歴書、作文、小論文や手紙(ビジネス文書)の書き方を教えます。就職活動では(世間一般の倍率に比べると些少ではありますが)「良い求人」には競争倍率が発生します。倍率がある求人の場合には面接以外に作文・小論文を採用試験に加える場合が大半です。他者と比べられるわけですから他人より良い履歴書、作文(小論文)を書いてアピールする必要があります。履歴書に手紙を添えるか否かによっても印象が変わります。他者との違いをアピールすることで第1希望の就職先から内定をもらえることも授業の狙いにしています。また手紙は相手の心を動かすことができる最高のビジネスツールです。手紙の良し悪しは自分の将来を大きく変えることになるかもしれません。

 

本校の国家試験合格率と就職率が高いのは、このように1年生から地道に取り組んでいるからなのです。

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写真は「恩師への近況報告」をテーマに手紙を書く演習風景

購入したてのiPadWi-Fi環境を活用して自分に合った「時候の挨拶」を探します。