前期の授業で『物理療法学』の授業を担当した理学療法学科の教員のYです。
物理療法とは温熱、寒冷、水、電気、光線、牽引、マッサージなど物理的なエネルギーを治療に用いるものです。
今回はよく知られている温熱療法の中のひとつである「パラフィン浴」についてご紹介いたします。
使用するパラフィン(蝋 -ろう-)は通常の温度では固形のものと液体のものがあります。
加熱できる浴槽(図1)の内にパラフィンを入れて、約55度程度の温度に保つと
固形であったパラフィンが液体となって溶け出します。
図1 パラフィンを入れる浴槽の外観
真新しい固形のパラフィン 綺麗です!
これを浴槽に入れて加熱していきます。
( 加熱したときに熱が不均衡にならないように底にはお湯を入れておきます )
加熱し始めてから3時間半経過、だいぶ溶けてきました~。
4時間半経過 もう一息!
翌日には完全に溶けてます。新しいので綺麗です。
使用する場合には一応、手を洗ってから入れるようにしていますが、前期の授業で160名程度の学生が使用するとやはり濁ってしまいます。
使用方法は直接、患部を入れたり、塗ったり、いくつかあるのですが、それはまた次回、
もしくは入学してからで!
授業を受けた学生さん、授業内で言った通り、ここは出題しますよ~^^